ソフト整体
指圧・もみの基本
指だけでなく、手のひら、手首なども使って患部全体をやさしくもむのが基本。
こわばった筋肉をほぐすために行います。
ただもむといっても力任せにもんでしまっては、筋肉が炎症を起こしてしまい逆効果です。指や手のひら、指の股などの全体を使ってやさしくもみます。そして痛い部分だけでなく、その周辺も含めてバランスよくほぐしていきます。さすったり、たたいたり、色々な方法を患部や痛みの種類によって使い分けます。
マッサージの基本
強過ぎず弱過ぎず、適度な力でさすり、もんでいくのがマッサージです。
マッサージは筋肉のこりをほぐすのが目的ですから決して強くしません。強すぎる刺激は逆効果です。
軽くさするようなマッサージからスタートし(軽擦法)、次に指や手のひらで押す方法(柔捏法)に移ります。こうして血行をよくする事で、更にマッサージ効果が高まります。
【危険な肩こり】
安静にしていても痛む肩こりは要注意。内臓や背骨の病気の場合も考えられます。
■こんなときが危ない!
安静にしていても肩が痛い、痛む部位や痛み方が一定しない、痛みのほかに息苦しさや吐き気などがある場合は内臓疾患の危険性もあります。
【腰痛】
はっきり「痛い」という感じがなく、重苦しさが腰のあたりにまとわりつく腰痛。
慢性になってしまいがちです。
直接、病気やけがなどが原因ではない腰痛を、慢性腰痛、あるいは単に腰痛症とよびます。
◆腰痛危険度チェック◆
1.
イスに長く座ることが多い。
2. 重いものを持つことが多い。
3. 中腰で作業をすることが多い。
4. 姿勢が悪いとよく言われる。
5. 太っている。
6. 歩くことがない。
7. 車に乗ることが多い。
8. ズボンの後ろポケットにいつも手帳や財布をいれている。
9. ショルダーバッグをいつも同じほうの肩にかける。
10. イスに浅く腰掛けて座る習慣がある。
11. 車のシートを後ろに下げて運転する。
12. あまり運動をしない。
13. やわらかいベッドあるいは布団の下にマットレスを敷いて寝ている。
14. 背中を丸めてイスに座ることが多い。
15. 足を組んで座ることが多い。
16. イスよりも床に座ることが多い。
17. 朝、起きると腰が重く感じる。
18. 仰向けで寝にくい。
19. 寝る直前まで食べたり、飲んだりする習慣がある。
◎当てはまる項目の数多いほど腰痛になる確率が高くなり ます。
【ぎっくり腰】
ちょっとした動作でも激痛が走り、動けないほどの痛みを伴うぎっくり腰。
若くても、腰の弱い人などは要注意です。
ぎっくり腰は、急性腰痛症ともよばれ、ちょっとしたきっかけで突然に起きる腰痛です。
こんなときが危ない!-
朝、布団から起き上がったときの、まだからだが温まっていないときにもなる可能性が。布団の中で軽くからだを動かしてから、起きるようにする。
痛みを和らげる姿勢-
≪座り方≫座るときもきつい姿勢はとらないように気をつける。多少だらしなく見えても、楽な、腰に負担のかからない姿勢を保つように。
≪寝方≫布団はあまり柔らかくないものにする。姿勢は横向きで背中を丸め、ひざの間に座布団などをはさむと楽。
【椎間板ヘルニア】
働き盛りの人に起こりやすい腰痛。悪化させると日常生活にも支障をきたすほどに。早めの対策を。
椎間板ヘルニアに特徴的なのは、たいてい片方の脚に痛みやしびれが出ることです。
20~40代ぐらいの働き盛りの人に多い症状だといえます。